こんにちは!BEYOND熊本店です!
甲状腺機能というのが体に大きく影響するとよく耳にします。
甲状腺は、首の前部に位置する蝶形の小さな内分泌腺で、体内の新陳代謝を調整する重要なホルモンを分泌しています。
これらのホルモン(甲状腺ホルモン)は、体温の調整、エネルギーの消費、成長や発達、そして心拍数の調整に欠かせません。
甲状腺の機能が低下すると「甲状腺機能低下症」、逆に過剰に働くと「甲状腺機能亢進症」となり、いずれもさまざまな健康障害を引き起こすことがあります。
栄養指導の立場から、甲状腺機能を健やかに保つためには、適切な栄養素を意識した食事が重要です。
この記事では、甲状腺機能をサポートするための栄養素と、それらを食事にどのように取り入れるかについてご紹介します。
1. 甲状腺ホルモンとその役割
甲状腺が分泌する主なホルモンは、チロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)です。
これらのホルモンは、体のエネルギー代謝を促進し、体温を調節するほか、筋肉や骨の成長、神経系の機能にも深く関わっています。
甲状腺の機能が正常であれば、これらのホルモンが適切に分泌され、体の調整がスムーズに行われます。
しかし、栄養の不足や過剰、ストレスなどが原因で、甲状腺機能に不調をきたすことがあります。
2. 甲状腺機能をサポートする栄養素
甲状腺機能をサポートするためには、いくつかの重要な栄養素を積極的に摂取することが必要です。
特にヨウ素、セレン、亜鉛、ビタミンD、そして鉄分が重要です。それぞれの栄養素について詳しく見ていきましょう。
(1) ヨウ素
ヨウ素は、甲状腺ホルモン(T4およびT3)の合成に必要不可欠なミネラルです。ヨウ素が不足すると、甲状腺機能低下症を引き起こす原因となります。
日本では、海藻類(昆布、わかめ、ひじきなど)や魚介類(サバ、イワシなど)が良いヨウ素源です。ヨウ素を適切に摂取することで、甲状腺の機能をサポートできます。
(2) セレン
セレンは、甲状腺ホルモンの活性化を助ける抗酸化物質として重要です。セレンが不足すると、甲状腺の機能に影響を与える可能性があります。
セレンは、ブラジルナッツ、魚介類、肉類、卵などに豊富に含まれています。
(3) 亜鉛
亜鉛は、甲状腺ホルモンの合成をサポートする役割を果たします。亜鉛不足は甲状腺機能を低下させることがあります。
亜鉛は、肉類(牛肉、豚肉など)、魚介類、種子類(かぼちゃの種、ひまわりの種)やナッツに豊富です。
(4) ビタミンD
ビタミンDは、免疫系の調整や骨の健康に加え、甲状腺機能にも重要な役割を果たしています。
ビタミンDが不足すると、甲状腺に炎症が起こりやすくなるため、適切なビタミンDの摂取が推奨されます。
ビタミンDは、日光浴を通じて体内で合成されるほか、魚(サーモン、マグロなど)や卵黄に含まれています。
(5) 鉄分
鉄分も甲状腺ホルモンの合成に関与しています。鉄分が不足すると、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、甲状腺機能低下症を引き起こすことがあります。
鉄分は、赤身肉、鶏肉、レンズ豆、ほうれん草などに豊富に含まれています。
3. 食事で取り入れたい食品例
甲状腺をサポートするための食事は、これらの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。以下に、具体的な食品例を挙げます。
- 朝食:海藻サラダ(わかめや昆布)、卵、ヨーグルト(ビタミンD源として)
- 昼食:サーモンのグリル、ほうれん草のお浸し、玄米
- 夕食:鶏肉の煮込み、レンズ豆のスープ、ブラジルナッツ(セレンの供給源)
また、甲状腺機能を維持するためには、食事のバランスだけでなく、過剰な食事制限やストレスを避けることが重要です。
栄養素の摂取が過剰にならないように注意し、日々の食事から必要な栄養素をバランス良く摂取することを心がけましょう。
4. 甲状腺機能をサポートする生活習慣
食事だけでなく、生活習慣全般が甲状腺の健康に影響を与えます。ストレスを減らし、十分な睡眠をとること、適度な運動をすることも重要です。
また、定期的に医師の診断を受け、甲状腺の状態をチェックすることも推奨されます。
結論
甲状腺機能を健康に保つためには、適切な栄養素を意識した食事が欠かせません。
ヨウ素、セレン、亜鉛、ビタミンD、鉄分などの栄養素をバランスよく摂取することで、甲状腺の正常な働きをサポートできます。
日々の食生活を見直し、甲状腺の健康を守るための食事を心がけましょう!
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