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グルテンは悪なの??

こんにちは!BEYOND熊本店です!

現代の食生活において、グルテンの摂取が健康に与える影響についての関心が高まっています。

特にグルテンフリー食が注目されている一方で、グルテンそのものの役割や健康影響に関して誤解が生じやすいのも事実です。

今回は、グルテンが体にどのような影響を及ぼすのかを詳しく解説します!

 

1. グルテンとは何か

グルテンは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種で、グリアジンとグルテニンという成分から構成されています。

パンやパスタ、ケーキなどに弾力と粘り気を与える役割があり、食品加工において非常に重要な成分です。

日常的な食事の中で、グルテンはパンや麺類、焼き菓子といった多くの食品に含まれているため、摂取が避けられない場合がほとんどです。

2. グルテンの健康への影響

a. セリアック病とグルテン

セリアック病は、グルテンに対する自己免疫反応によって小腸の粘膜が損傷を受ける疾患です。

セリアック病の患者がグルテンを摂取すると、腸壁が炎症を起こし、栄養の吸収不良や体重減少、慢性的な下痢といった症状を引き起こします。

セリアック病の治療法は、完全にグルテンを除去する食事療法であり、少量のグルテンでも症状を引き起こすため、厳格な管理が必要です。

b. 非セリアックグルテン過敏症

セリアック病や小麦アレルギーとは異なり、非セリアックグルテン過敏症(NCGS)は、医師によって診断される明確な症状があるものの、免疫反応やアレルギー反応を示さない状態です。

NCGSの患者は、グルテンを摂取した際に腹痛や膨満感、頭痛、疲労感などの不快な症状を訴えることが多いです。研究は進行中ですが、原因やメカニズムは未だ完全には解明されていません。

c. 健康な人への影響

一方で、セリアック病や過敏症のない健康な人がグルテンを摂取する場合、現段階では特に害があるとは証明されていません。

グルテン自体が問題視されがちですが、通常の食生活において適切に摂取する分には健康を害するものではなく、逆に全粒小麦やライ麦に含まれる栄養素や食物繊維が腸内環境を整える役割を果たす可能性が指摘されています。

3. グルテンフリー食の利点とリスク

a. グルテンフリー食の利点
グルテンに敏感な人や、セリアック病、NCGSの患者にとって、グルテンフリー食は必要不可欠です。

また、グルテンフリー食を始めたことで消化不良や膨満感が改善したと感じる人もいます。このような場合、グルテン以外の要因を減らすことが胃腸の症状を軽減している可能性も考えられます。

b. 健康な人がグルテンフリー食を実施するリスク

健康な人がグルテンフリー食を無理に実践することには、いくつかのリスクが伴います。

例えば、グルテンフリー製品は栄養価が低く、食物繊維やビタミンB群などが不足しがちです。

さらに、加工食品の中には添加物や糖分が増加しているものも多く、かえって健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

したがって、安易にグルテンフリー食に移行するのではなく、自身の健康状態に基づいた判断が必要です。

4. 結論と実践のポイント

グルテンは、セリアック病やグルテン過敏症のある人には問題となる成分ですが、健康な人が適量を摂取する分には特に問題視する必要はありません。

重要なのは、自分の体の反応をよく観察し、必要に応じて医師や管理栄養士と相談しながら食生活を調整することです。

また、グルテンフリー食を試す場合も、栄養バランスを考慮し、不足しがちな栄養素を他の食品から補う工夫が重要です。

 


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