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皮膚から吸収できる栄養成分がある・・!?

こんにちは!BEYOND熊本店です!

皮膚から吸収できる旨の表示がある商品がありますが、何が皮膚から吸収できるのでしょうか。

口から入れるもの以外で吸収できるものがあるとは想像できませんが・・

今回はその疑問についてお話しします!

 

皮膚から吸収できる栄養成分は限られていますが、いくつかの成分は特定の条件下で皮膚から吸収され、効果を発揮することが知られています。

これらの成分は、分子サイズ、脂溶性、皮膚透過促進剤の有無などの条件によって吸収率が大きく左右されます。

1. 皮膚から吸収されやすい栄養成分
以下の成分は、皮膚のバリアを比較的容易に通過できるため、外用製品(クリーム、ジェル、オイル、パッチなど)に使われることが多いです。

ビタミン類
ビタミンA(レチノール、レチノイド)
主にスキンケア製品で使用され、皮膚のターンオーバーを促進し、シワやシミの改善に役立ちます。
脂溶性のため、皮膚から吸収されやすい。

ビタミンE(トコフェロール)
強力な抗酸化作用があり、皮膚の保湿や抗酸化効果を持つ。
脂溶性のため皮膚バリアを比較的通過しやすい。

ビタミンC(アスコルビン酸)
水溶性ですが、ビタミンC誘導体は皮膚からの吸収を高め、コラーゲン合成を促進する。
紫外線によるダメージの軽減、色素沈着改善、抗酸化作用などの効果が期待されます。

脂肪酸(オメガ3、オメガ6、オメガ9)
必須脂肪酸(例:リノール酸、α-リノレン酸)は、皮膚のバリア機能をサポートし、水分保持や乾燥予防に役立ちます。
オイル状の製品に多く含まれ、皮膚からの吸収が比較的良好です。

セラミド
皮膚の角質層に存在する脂質で、保湿作用やバリア機能を高める効果があります。
セラミドは皮膚から吸収され、皮膚バリアの補修に役立つとされます。

ヒアルロン酸
ヒアルロン酸そのものは大きな分子のため、皮膚の奥深くには浸透しにくいですが、皮膚表面で水分を保持し、保湿効果を発揮します。
低分子ヒアルロン酸(ナノヒアルロン酸)は皮膚の角質層まで浸透しやすく、潤いを与えやすいです。

2. 皮膚吸収を促進する方法
皮膚からの吸収を効率よく行うためには、いくつかの方法や条件があります。

脂溶性の成分を選ぶ
皮膚は脂質が豊富なため、脂溶性の成分は水溶性のものよりも吸収されやすいです。

ナノ化・リポソーム化
成分をナノサイズやリポソーム(脂質二重膜で包んだもの)化することで、皮膚への浸透を高めることができます。

透過促進剤の利用
エタノール、グリセリン、ジメチルスルホキシド(DMSO)などは皮膚バリアを一時的に緩め、成分の浸透を助ける効果があります。

温度や湿度を調整する
湿度が高い環境や温かい状態(例:シャワー後)は、皮膚が柔らかくなり、成分の吸収が良くなります。

3. 皮膚から吸収されにくい成分
以下の成分は、皮膚からの吸収が難しく、経口摂取や他のルートでの摂取が推奨されます。

ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質
水溶性であり、皮膚のバリアを通過しにくいため、吸収されにくい。

大きな分子量を持つ成分(コラーゲンなど)
分子が大きいため、皮膚の角質層を通過しづらい。

アミノ酸、タンパク質
アミノ酸はある程度吸収される可能性があるものの、タンパク質は分子が大きく、ほとんど吸収されません。

4. 皮膚吸収を目的とした製品の選び方
スキンケアやサプリメントの中には、皮膚からの吸収を意図した製品があります。選ぶ際には以下の点を考慮すると良いでしょう。

成分の形態(ナノ化、リポソーム化)
製品の目的(抗酸化、保湿、バリア機能改善など)
浸透をサポートする配合成分(透過促進剤など)

まとめ
皮膚から吸収できる栄養成分は、主に脂溶性ビタミン、必須脂肪酸、セラミドなどで、保湿やバリア機能改善、抗酸化作用を目的とすることが多いです。

経口摂取とは異なるアプローチで皮膚の健康をサポートできるため、適切な製品選びが重要です。


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